ぼくは運送業界へ
転職するときに
トラック運転手の
将来性について
とても不安でした。
その不安は今も消えません。
この先、この業界は
どうなっていくんでしょうか？
先に結論をお伝えすると
今より明るくなるのではないかと
予想しています。
その理由を
今回 お話させてください。
現役トラックドライバーとしての
個人の意見です。
こういう意見もあるよ
という軽い感じで見てください。
・「2024年物流問題」を
踏まえた上で
明るくなると考える3つの理由
・収入が減ってしまうのではないかと
心配されている声にたいして２つの見解
- 拘束時間が改善される
- 肉体労働が減る
- ブラック運送会社が減る
を挙げます。
本題ではさらに詳しく、
運送業界が明るいほうへ
変化して行ってくれたらなあと
願いを込めて書いていきます。(笑)
最後まで見ていただけたら幸いです。
それではどうぞ！
「2024年物流問題」とは？
まず最初に
「トラック運転手の将来が明るくなる理由」
を話すうえで、
【2024年物流問題】が大きく関わってきます。
簡単に説明すると、
2024年4月1日から
年間で時間外労働時間（残業時間）
の上限が960時間に制限されます。
出典：時間外労働の上限規制わかりやすい解説(厚⽣労働省)より一部引用
ぼくがこの記事を書くにあたって、
「2024年物流問題」をリサーチして
思ったことなんですが、
メディアサイトにもよりますが、
比較的ネガティブな記事が多いように
見受けられました。
- 運送会社の売り上げ・利益減少
- ドライバーの収入減少
- 荷主が払う運賃の上昇
などなど。
これだけ切り取ってみると
マイナス面ばっかりに見えるよね。
拘束時間が改善される
無意味な拘束時間が
改善されると予測してみました。
残業時間が制限されるということは、
当然拘束される時間が減ります。
トラック運転手がきついとされる要因の一つに
「拘束時間」が挙げられます。
未経験のかたには
あまりピンとこないかもしれませんが、
トラック運転手はさまざまな場面で
「待機時間」なるものが存在します。
・納品までの「待機時間」
・積み込みまでの「待機時間」
||
「拘束時間が伸びる」
と言っても過言ではありません。
もし残業時間を減らすための
対策をするのであれば、
これらの「待機時間」を
見直されるのではなかろうかと予測しました。
実際にぼくは荷物の積み込み時に、
・製造待ち
・積み込み場への順番待ち
により、一日平均１時間以上は
待機していると思います。
拘束時間はグンと
減ってくれるでしょうね。
肉体労働が減る
制限されることによって
なぜ「肉体労働」が
減っていくのかを
考えていきたいと思います。
ひと昔前までの運送業界では、
「手積み、手降ろし」が普通だったみたいです。
それが
✅フォークリフトの普及
✅時間の効率化
にともない、
「パレット積み、パレット降ろし」が
主流になりつつあります。
それが、残業時間の上限制限になることで
さらに加速するのではないかと考えます。
つまり、トラックへの積み込みを
手作業で行っていたものを
フォークリフトでのパレット積みに変更すれば、
30分から１時間は
拘束時間を短縮することができます。
もしパレットでの積み下ろしが
運送業界での常識になれば、
ドライバーの肉体的負担は
かなり軽減されることでしょう。
肉体労働が苦手なかたや腰痛が原因で
トラック運転手をあきらめかけたかたへは
明るい変化になるかもしれません。
ブラックな運送会社が減る
２０２４年４月より
残業時間の上限が規制されるのは
さきほどおつたえしたと思います。
もし上限規制に違反した場合、
６か月以下の懲役、または３０万円以下の罰金が
罰則として科せられる可能性があるとのことです。
企業も簡単には
無視できないはずです。
【注意】収入が減ってしまうのではないかと心配する声を吹き飛ばす2つの理由
残業時間が減るということは
収入が減るということですか？
反論①トラック運転手は時間で稼いでいない
一般的に、
「残業時間が減る＝収入が減る」は普通ですよね？
ですが、
運送業に限ってはそうとも限らないんです。
なぜなら運送業の売り上げというのは
あくまでも「運んだ荷物の量や距離」により
上下するからです。
つまり、トラック運転手は工場勤務などと違い、
【残業代】でかせぐというよりかは
【荷物の量】でかせぐという感覚なのです。
- 道が混んでいたから
- 荷物の積み下ろしに待たされた
- すべて手作業のため時間がかかった
などのイレギュラーに割り増し運賃は出ません。
残業時間を減らすために
そのあたりのイレギュラーを改善する動きは、
ぼくたちドライバーからすれば
むしろプラス方向に動いてくれるのではないかと
僕個人は内心ワクワクしています。(笑)
反論②会社に依存しない働き方
残業時間の上限規制は
なにも運送業だけに限ってではありません。
【働き方改革】によりどの業種でも
罰則付きの時間外労働（残業時間）の
上限規制が設けられました。
これにより、大手企業ですら
「副業」を認めるようになったんです。
・サントリーホールディングス
・パナソニック
・みずほ銀行
・関西電力
（出典：テックキャンプ・副業可能な会社一覧より引用）
これがどういうことか
わかりますか！？
まとめ 【２０２４年物流問題】をきっかけに運送業界は明るくなる。そしてぼくは現役トラックドライバーとしてそれを見届けたい
今回は「トラック運転手の将来性」について
ぼくの個人的な意見ではありますが
予測してみました。
ぼくたちトラック運転手はあくまでも
「労働者」という雇われの身です。
国（厚生労働省）の方針であったり、
会社の方針に従って日々、
業務にあたらなければなりません。
今回「2024年物流問題」をリサーチするうえで、
個人的な意見ではありますが、
来たる2024年物流問題は捉え方によっては
ぼくらトラック運転手にとって小さな「救世主」に
なってくれるんではないだろうかと
ひそかに期待しておる次第です。(笑)
ぼくはそれを現役トラックドライバーとして
見届けたいと思いますし、
発信し続けたいと思います。
後半少しばかり
暑苦しくなってしまいましたが（笑）
今回はこのあたりで終わりにしたいと思います。
最後まで見て頂きありがとうございます。
以上ナワちゃんでした～～～。
